過去の自分に伝えたい 算数編

過去に戻れるのなら教員1年目の自分に教えたいこと。


算数編


算数は主に2つの活動がある。
1つは新たな課題を見つけ解決する場面。
2つは解決の手順を身に付ける場面。(ドリル学習)
算数の準備運動的な活動や隙間をうめる活動は
引き出しが多いと授業のテンポがよくなる。
こどもへの注意が減る。

引き出し例

1.ごまだんご(低学年)
2.フォーズフォー(中学年)
3.数あて(高学年)





1.ごまだんごゲーム(低学年)
♪ごまだんご、ごまだんご♪と2回うたい、[ご]のところで手は🖐️。
♪1と?♪と聞く。(正解は4)
♪3と?♪と聞く。(正解は2)
ここらで、子供たちは5の計算をしているのだと理解し始める。
ルールがわかったらテンポよくゲームを繰り返す。
計算プリントより、軽く入れる。

慣れてきたら...
♪ごままんじゅう、ごままんじゅう♪と2回うたう。
♪6と?♪と聞く。(正解は4)
♪2と?♪と聞く。(正解は8)
10のかたまりを考えるのには最適。短時間でできて、道具不要。教えてくれたのは児童文化研究員の先生。






2.フォーズフォー(中学年)
4○4○4○4の○の中に+、-、×、÷を入れて答えが1~5までの式を考える。できたらさらに大きな数を考えたり、他の数4つではどうなるかを考えると時間はあっという間に過ぎる。





3.数あて(高学年)
これは、2人で対戦する数あて遊び。
10年くらい前にヌメロンという番組があったが、基本は同じ。
□任意の3桁の数を決め、交互に相手の数をあてていく。
□数があっていて、位は違う場合、ヒット
□数があっていて、位もあっている場合、ホームラン
□回数を重ねるごとに使われている数が絞られていく。
例593が正解の場合 509は1ヒット1ホームラン。
コツが分かると、ほとんどの場合10ターン以内に終わる。

さらに慣れてきたら、4桁も可能。レベルがぐっと上がる。





プリントやドリルの習熟はとても大切だが、根気も必要。
たまには息抜きも。教師が答えがわからなくても問題ない。子供と一緒にやってみて、できた子に○○さん、よくがんばったね!といえば十分。